Shota's Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

“剣と龍と魔法モノ”をピクサー流に調理したら、美味しい、良質なコメディに

痩せて気弱な弟と“古代魔術オタク”でハチャメチャな兄。
亡き父が遺した魔術で父を1日だけ蘇らせようとするが、生き返ったのは下から半分だけ!
兄弟は、完全再生に必要な地図や剣や石を探して無茶な冒険に出る。
“剣と龍と魔法モノ”をピクサー流に調理したら、美味しい、良質なコメディに仕上がった。
子どもたちが世の中のルールから開放され、魔法のルールに集中できる爽快感。
いわゆる“空想動物”の苦笑を誘う造形もサイコー。