Shota's Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える

結婚前夜の新郎を泥酔させたりストリッパーを呼んだり、男仲間でバカ騒ぎする“バチェラー・パーティ”。その顛末を描き、低予算で出演者も無名ながら全米No.1ヒットとなった前作のダメっぷりを、今回はさらにスケール・アップ。最悪の二日酔いで彼らが目覚めると、そこは見知らぬ安宿の一室。新郎の顔には刺青。大事な客人が消え、なぜか小生意気なサルがいる──。刻々と迫る結婚式の時間。しかも今回の舞台は異国タイだ。見事なのは、それでも最後にはすべて丸く収まって……いや、収まってないよ、これ(笑)

【CDジャーナル 2012年01月号掲載】