Shota's Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

もろもろブッ込んだB級覚悟の前作にさらにマッドなSF色を大量添加

B級覚悟なのに意外にもヒットした前作のさっそくの続編。

もろもろブッ込んだ前作にさらにマッドなSF色を大量添加、ただでさえループしている縦の時間軸に、方々に分岐する並行世界を横軸として織り込み、登場人物も観る方も大混乱。そのカオスが楽しい。

刺殺、撲殺、爆死に焼死、挙げ句の果てに農薬を飲み干したり華麗に首吊りしたりと、“死に方”のバリエーションを楽しんでるな、制作陣。

近年なぜか多いタイム・ループものを茶化す姿勢も◎

【CDジャーナル 20202年冬月号掲載】