エイミー、エイミー、エイミー!
米国の人気コメディエンヌ、エイミー・シューマーが製作・脚本、さらには自身を投影した同名の主人公エイミー役を演じる。三十を過ぎて恋人はいても一夜限りの男遊びは別腹の彼女が、ある外科医との出会いで奔放な自分を反省するが──。けっこうな激しさのSEXシーンは多いのに、女性はほとんど肌を見せない。というか、はなから女を魅力的に見せようとなどしてなくて、そのかわりにマッチョなメンズがやたらと脱ぐ。どこか漂うトホホ感が楽しい。監督が『40歳の童貞男』のJ・アパトーだというのがこれまたね。
【CDジャーナル 2017年10月号掲載】