Shota's Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

元武器商人で今は改心した大富豪“アイアンマン”をリーダーに、“超人ハルク”や“マイティ・ソー”“キャプテン・アメリカ”などマーベル・コミック社のアメコミ・ヒーローたちの世界を重ね合わせ、豪華チームを組ませて巨悪と闘うシリーズの第2弾。今回は敵側の特異な双子孤児の存在がキーに。物語を支配するのは“混乱”。誰が敵で誰が味方か──。個々のヒーローの具体的な過去や能力を絡め合わせた結果、逆に概念的になりすぎ、全体の把握がやや困難。が、映像の絶対的迫力で押し切って○。マーベル・ファンは必見。

【CDジャーナル 2015年12月号掲載】